いつもここから菊地の魂。さんまのお笑い向上委員会2019/4/20
今回触れるべきは誰に聞いてもいつもここからの菊地だろうと思う。
時間、空気感を気にせず自分たちのネタを続けようと主張し、さんま、今田等の周りの芸人もガチめに腹が立っていた。
笑いの方程式、バラエティの方程式に従うなら、名実共に上のさんまや今田に従うべきで、いつもここからの、特に菊地も芸人なので分かっているはずだ。でもあえて空気も読まず進行も気にせず自分の主張を続けたことに、向上委員会のこの一回への熱を感じられた。
向上委員会は笑いが全てだと思っている。だから鬼越トマホークの超毒舌ネタも面白いので許される。いつもここからも面白ければ許されていたかもしれないが、正直許されるほどの笑いはとっていなかった。
それでも私はいつもここから菊地の反抗は良かったと思う。
正直イラついたが、あそこでさんま等に言われるがまま引いてれば、普通にオンエアされるかカットされるかで、「ただそれだけ」になる。
でも反抗した。先輩、スタッフの言うことを聞いている方が、扱いやすい方が使われるのに。それは分かっているはず(希望的解釈かもしれないが)
いつもここからは、再び売れるため、自分たちを宣伝して令和へと歩むためではなく、さんまのお笑い向上委員会という「戦場」で勝つか死ぬか、勝てないのなら死ぬという意思で来ていた。
普通のバラエティ番組じゃない、向上委員会という番組、その戦場で空気も読まず、先輩も振り切り、「リアル」の戦いをしてくれたいつもここから、そしてそれを切らずに放送してくれた番組。
こういう戦いのやりとりなら全然良い。普通にやって、普通にオンエアされて、そんなのよりは全然良い。
さんまのツッコミ、周りのがやがなければ面白くはなかった。でも戦うという意思はみれた。
いつもここからよ、面白くあれ。
さもなくば戦場で死んでゆけ。
情熱ではみ出す事があったっていい。だから向上委員会はずっとこういう情熱の場であってほしい。
総合的に今週の回はかなり面白かったと思う。
来週も楽しみだなぁ。