芸人好きのブログ

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笑いを取ることが正義。さんまのお笑い向上委員会2019/4/13

今週は久しぶりのザブングル加藤

 

相変わらずはまっていたが、さんまの立ち位置が良かった

ザブングル加藤は毎回芸人を荒らし、ひな壇から敵対されるが、そんな中さんまはザブ加藤の味方側になりバランスを取る。

それ以外にも、二丁拳銃小堀のクズエピソードにも味方側まではいかなくとも中立立場の意見を言っていた。

さんまは毎回マイナー側の立場の意見を言い、さりげなく場のバランスをとっていたんだと思った。そのためクレームについてのトークが終着を迎えることなく笑いが取りやすくなる、さんまは向上委員会の天秤をいつも平行に保とうとしていたんだと思った。

ザブ加藤の無茶振りコントでダイノジ大地とコントをやったが面白くなかった。ザブ加藤の相手をするのは、大地のような加藤とテンションを合わせるタイプではなく、ナダルのような一歩引いて冷めているタイプでないとバランスが悪くなり面白くなくなるのだと思った。

そのバランスをさんまは毎回取るために、全ての平均値の発言をしていたのだ。

 

ザブ加藤は毎回面白い。面白すぎて感動すらする。これこそが向上委員会を見る意味だと思う笑いを起こしてくれる。

向上委員会は、トークをするところでもなく、つまるところゲストを向上させるところでもない。笑いを取る戦場であり、場を荒らしたとしても笑いを取れば正義である。

 

ザブ加藤は「向上委員会」というジャンルの笑いが得意なんだと思った。漫才やコントなどで培ってきた技術やタイミングを「向上委員会」という笑いのジャンルで生かせるかどうかだと思う。

 

ザブ加藤の無茶振りコントでやった二丁拳銃のコントは、漫才としては面白そうだったが、向上委員会というジャンルでは通用しなかった。

ザブ加藤や永野のような、技術ではなく人間性の体当たりで笑わせなければ、芸人は笑わない。

 

今週の向上委員会を見た後は、芸人のどんなネタを見ても、面白そうなトーク番組を見ても向上委員会が尾を引いて何か物足りなくなる。

毎週こうであってほしいな。

 

来週も楽しみだなぁ。