宮迫リーダー回はハズレ。さんまのお笑い向上委員会2019/5/25
今週はザコシショウ登場回
「ザコシショウが出るまで」
これだけ芸人集まってなに普通にトークしてしまってるの、、、ザコシショウ雰囲気を変えてくれ。
「ザコシショウ登場後」
ザコシショウがハマりきってない。今週は地獄だ。
トータルテンボス回は3週ともヌルヌルと見所なく終わった感じ。
誰のせいではなく全員のせいだ。
全体的に落ち着いて話そうという感じで、3週目のザコシショウが登場しても完全にザコシショウ頼み。ザコシショウも周りを巻き込むタイプではなく自己完結のボケタイプなので周りは座って適当にツッコむだけ。
リーダー宮迫がやる気がなかった気がした。今回の宮迫は完全に今田に劣る。汗をかこうとしていなかった。今田なら強引にでも他人のボケに絡もうとする。しかし今回の宮迫はずっとただ座ってるだけ、引き出しも少ない。宮迫回はハズレとは言いたくない。しかしやる気は出してくれ、大御所ポジションになったからといっても、向上委員会では落ち着こうとしないでくれ。
宮迫だけじゃない、全員がくすぶっていた感じだ。
「芸人がスベっている不思議な空気感を笑ってくれ」といった回だった。
もう向上委員会は「終わる」と感じた。
もはや向上委員会の固定メンバーは暴れようとしない。たまに場を荒らすザコシショウのようなゲストに頼りっぱなし。ゆりやんももっと暴れて欲しかった。
唯一の希望は結局、今田耕司の個の能力の高さ。今田がリーダー回で場を荒らすゲストが来る。
もしくはザブングル加藤のように、主導で周りを巻き込み、活性化させるゲストが来る。
今の向上委員会で面白いのはもはやこれらのパターンのみ。
見なくても良い3週間だった。
一発屋は芸人の裁量。さんまのお笑い向上委員会2019/5/18
今回はEXITからトータルテンボスへのクレーム形式。
今週は可もなく不可もなくといった感じの回だった。
唯一気になったといえば、トータルテンボスが年齢とともに年齢に見合った笑いにシフトしていったという発言。
EXITも今は面白いが、仮にこのまま売れたとして、歳を取っても今の渋谷系漫才は絶対できないと思う。そのギャップを生かす笑いにシフトしてくるかもしれないが。
しかし視聴者(消費者)は今のEXITの渋谷系なノリを見たいのであってEXITの今後なんて気にはしない。
それを考えるのはEXIT本人たちだ。
視聴者は芸人の「今」を見るが、芸人本人としては、食っていくために「今後」も考えなければならない。
1発当てて、そこから次につなげなければならない、大売れするまで終わらない品評会がずっと続く。今売れてても次はどうするか、そのプレッシャーとともに生きていかなければならないのが芸人であり、そこで折れる者、淘汰される者が一発屋芸人になってしまう。
芸人は、見た目以上に大変だろう。
EXITがこのまま売れるのか、売れてからどう工夫するのかを見守りたい。
それにしても先週に引き続き今週も向上委員会にしては面白くなかった。
場面場面で抽出すれば面白い箇所もあるが、全体では面白くない。
もはや既存の固定メンバーが場を荒らそうとせず落ち着いてきてしまっている印象だ。
「昔は〜だった」という言い方は嫌いだがそれでも、昔はもっと椅子から立ち上がり、毎週芸人が変な汗をかいてでも笑いを取ろうとしていたと思う。
それが今や、初登場の若手(今回でいえばEXIT)や、ゲストで出てくるザブングル加藤、来週出る予定のザコシショウなどに頼り、自分たちからは何もせずただ座って、端から適当なことを言って一応存在感は出すといったことしかしてないように思う。
同じやつが毎回暴れるのは不可能なのはわかるが、それにしても先週のただの自己紹介回からの今週の探り探りの不完全燃焼回の流れにはがっかり。
来週はザコシショウが暴れてくれると思うので、開いた口が閉まらないくらいの向上委員会を見せて欲しいと思う。
来週を楽しみにする
EXITは売れろ。さんまのお笑い向上委員会2019/5/11
今回は初登場芸人の紹介的な回。
その中でも期待すべきはEXIT。
向上委員会にハマる匂いがプンプン、そもそも売れる匂いがプンプンする。
若手世代で霜降り明星が先頭で引っ張るのなら、EXITが下から押し上げる、そんな存在になれる可能性のあるコンビ。
瞬間最高速なら霜降り明星よりも出せると思っている。
今回の向上委員会でもEXITの絡み、ネタが最も笑いを生み出したと感じた。
まあ今回は自己紹介的な、さわりだけの回だったが、来週からはガチで憧れていた先輩のトータルテンボスがゲストとして絡んでくる。先輩を食ってでも笑いを取ってほしい。期待する若手。
芸人が笑いを取ろうと汗をかく番組、自然体がなんぼのもんじゃい、笑いのためなら喜んではみ出す。その中で笑いを取り、真の若手の星になってほしいと感じた。
来週もたのしみだなぁ。
芸人として「強い」。さんまのお笑い向上委員会2019/5/4
さんまのお笑い向上委員会で今、最も勢いがあるのがザブングル加藤。その加藤が今回も登場。
ザブングル加藤はアマゾンプライムのドキュメンタルシーズン7にも出演していた。私は向上委員会の影響でザブングル加藤が好きなので楽しみだったが、視聴者からは酷評。私もドキュメンタルの加藤は全然面白くなかったと感じた。捨て身の仕掛けで状況に変化を与えるという点では、芸人からの評価は高かったが、見ている側としては面白くなく、イラつきすら覚えた。
なぜドキュメンタルでは加藤はこんなに面白く無くなるのか、いや、なぜ向上委員会ではこんな加藤があんなにも面白いのか疑問に思った。
その理由を自分なりに二つ考えてみた。
まず、ザブングル加藤の仕掛けは、本人も言うように、ゴールのないコント、着地点の定まっていない仕掛けだ。
それを踏まえて、加藤が向上委員会で面白い理由1は、
単純に向上委員会という番組の空気にはまっていることだ。はまっているので笑いが起きる。その笑いが加藤の終わりなきコントのゴールであり、笑い声がコントに区切りをつけてくれる。ドキュメンタルでも序盤の加藤はまだ面白かった。しかしドキュメンタルは笑ってはいけないという前提があるので笑い声は当然起きない。それが加藤のコントを終わりなき迷宮へと迷い込ませ、あの加藤の体たらくとなったのだ。
二つ目の理由は
さんまの芸人としての「強さ」が加藤を救っていることだ。
ボケだったり流れだったり企画を成立させられる力、「落とせる」力がある芸人を芸人として「強い」と表現する。
今テレビなどの第一線で活躍する芸人はほぼ全員この成立力のある、芸人として強い人だと思う。
そしてさんまはその中でも成立力が強いと思う。どれだけグダった話でも強引に落としにいく。無理やりすぎて寒い時もあるが、その時は周りの芸人にフォローされつつも落とす。それも含めてさんまの強さだと思う。そのさんまの強さが、ザブ加藤がグダった時強引にでも成立させて、加藤の終わりなきコントにオチをもたらす。さんまの芸人としての強さが向上委員会で加藤を魔王たらしめているのではないか。
加藤はもともと面白い、笑いの技術もある、その加藤がどハマりする最高の雰囲気を醸し出す番組とさんまの成立力で、向上委員会の加藤は爆発的に面白いのだと思う。
しかし、流石にドキュメンタルを一気見して、加藤成分がお腹いっぱいの時に向上委員会でも加藤を見るのはこってりしすぎで、見る側の私に少し飽きがきてしまった。。。加藤は月1回でいい笑 その時に最高の笑いを加藤からもらいたいという、贅沢な不満を提唱する。笑
「感情」のザブングル加藤と「成立力」のさんまの最強の組み合わせをこれからもずっとみたい、マンネリ化せず進化する笑いを見せて欲しい。
来週もたのしみだなぁ。
ネタの先にある化学反応。さんまのお笑い向上委員会2019/4/27
今回は平成一発屋芸人達のネタ見せ回。
一世を風靡したネタなので、もちろん面白い。でもそれだけでは向上委員会的には面白くない。他のネタ番組でやればいい。向上委員会はネタのその先のひな壇やさんまとの絡み、ネタと他芸人との化学反応こそが見どころだと思う。
そういう絡みも多少はあったが、爆発はしなかった。
オラキオ、ヒゲグリア、ナダルも出てきてなんやかんや言ってるうちに今週回は終わってしまった。
オラキオは出演したら毎回、他の番組に出させてくれと言っているイメージ。これだけのメンバーがいて、もっと他の話が聞きたいよ、、、
笑いが第1ではなく、自分が他番組に出ること、売れることが第1になっている気がする。それも大事だが、向上委員会では笑いが第1であってくれ。
逆に「何回出演しても同じことずっと言っている」まで言われたら面白くなるかもしれないが、、笑
登場のタイミング的にも難しかったとは思うが、何か傷跡を残すことを期待してしまう。向上委員会なのだから。
面白かったのは鬼越トマホーク。彼らは芯をついてくる。そして強面なのに空気を読むのが面白い。もっと戦場で暴れてほしい。
閉店シャッターは8,6秒バズーカというより、さんまの「てんてこ舞い」がオンエアされた感じ。かなりスベっていた。おそらく若手の8,6秒バズーカを思って、オンエアされやすいようにしたさんまの気遣いだと思う。それでもスベっていた。みているこっちがヒヤヒヤしてしまうほどに。しかしそこは大御所さんまなので周りの芸人の笑い声でスべりを掻き消す。
結果として8,6秒バズーカがオンエアされて良かったのかもしれないが、これしかオンエア出来ないほど他の芸人もひどかったのか、、、
さんまの無理やりのスベりをオンエアしなくていいほどのネタを他の芸人にはやってほしかった。
これだけ芸人がいて、豪華メンバーで、今週は物足りなかった。
もっと面白くなるはず、もっと笑わせられてしまうはず。
来週はザブングル加藤がくるみたいなので期待する。
戦場をめちゃくちゃにしてほしい、芸人を叩き斬ってほしい。
ザブングル加藤がマンネリでガス欠になることがないよう祈ります。そうなった加藤も見てみたい感もありますが。。。笑
来週も楽しみだなぁ。
いつもここから菊地の魂。さんまのお笑い向上委員会2019/4/20
今回触れるべきは誰に聞いてもいつもここからの菊地だろうと思う。
時間、空気感を気にせず自分たちのネタを続けようと主張し、さんま、今田等の周りの芸人もガチめに腹が立っていた。
笑いの方程式、バラエティの方程式に従うなら、名実共に上のさんまや今田に従うべきで、いつもここからの、特に菊地も芸人なので分かっているはずだ。でもあえて空気も読まず進行も気にせず自分の主張を続けたことに、向上委員会のこの一回への熱を感じられた。
向上委員会は笑いが全てだと思っている。だから鬼越トマホークの超毒舌ネタも面白いので許される。いつもここからも面白ければ許されていたかもしれないが、正直許されるほどの笑いはとっていなかった。
それでも私はいつもここから菊地の反抗は良かったと思う。
正直イラついたが、あそこでさんま等に言われるがまま引いてれば、普通にオンエアされるかカットされるかで、「ただそれだけ」になる。
でも反抗した。先輩、スタッフの言うことを聞いている方が、扱いやすい方が使われるのに。それは分かっているはず(希望的解釈かもしれないが)
いつもここからは、再び売れるため、自分たちを宣伝して令和へと歩むためではなく、さんまのお笑い向上委員会という「戦場」で勝つか死ぬか、勝てないのなら死ぬという意思で来ていた。
普通のバラエティ番組じゃない、向上委員会という番組、その戦場で空気も読まず、先輩も振り切り、「リアル」の戦いをしてくれたいつもここから、そしてそれを切らずに放送してくれた番組。
こういう戦いのやりとりなら全然良い。普通にやって、普通にオンエアされて、そんなのよりは全然良い。
さんまのツッコミ、周りのがやがなければ面白くはなかった。でも戦うという意思はみれた。
いつもここからよ、面白くあれ。
さもなくば戦場で死んでゆけ。
情熱ではみ出す事があったっていい。だから向上委員会はずっとこういう情熱の場であってほしい。
総合的に今週の回はかなり面白かったと思う。
来週も楽しみだなぁ。
笑いを取ることが正義。さんまのお笑い向上委員会2019/4/13
今週は久しぶりのザブングル加藤回
相変わらずはまっていたが、さんまの立ち位置が良かった
ザブングル加藤は毎回芸人を荒らし、ひな壇から敵対されるが、そんな中さんまはザブ加藤の味方側になりバランスを取る。
それ以外にも、二丁拳銃小堀のクズエピソードにも味方側まではいかなくとも中立立場の意見を言っていた。
さんまは毎回マイナー側の立場の意見を言い、さりげなく場のバランスをとっていたんだと思った。そのためクレームについてのトークが終着を迎えることなく笑いが取りやすくなる、さんまは向上委員会の天秤をいつも平行に保とうとしていたんだと思った。
ザブ加藤の無茶振りコントでダイノジ大地とコントをやったが面白くなかった。ザブ加藤の相手をするのは、大地のような加藤とテンションを合わせるタイプではなく、ナダルのような一歩引いて冷めているタイプでないとバランスが悪くなり面白くなくなるのだと思った。
そのバランスをさんまは毎回取るために、全ての平均値の発言をしていたのだ。
ザブ加藤は毎回面白い。面白すぎて感動すらする。これこそが向上委員会を見る意味だと思う笑いを起こしてくれる。
向上委員会は、トークをするところでもなく、つまるところゲストを向上させるところでもない。笑いを取る戦場であり、場を荒らしたとしても笑いを取れば正義である。
ザブ加藤は「向上委員会」というジャンルの笑いが得意なんだと思った。漫才やコントなどで培ってきた技術やタイミングを「向上委員会」という笑いのジャンルで生かせるかどうかだと思う。
ザブ加藤の無茶振りコントでやった二丁拳銃のコントは、漫才としては面白そうだったが、向上委員会というジャンルでは通用しなかった。
ザブ加藤や永野のような、技術ではなく人間性の体当たりで笑わせなければ、芸人は笑わない。
今週の向上委員会を見た後は、芸人のどんなネタを見ても、面白そうなトーク番組を見ても向上委員会が尾を引いて何か物足りなくなる。
毎週こうであってほしいな。
来週も楽しみだなぁ。