一発屋は芸人の裁量。さんまのお笑い向上委員会2019/5/18
今回はEXITからトータルテンボスへのクレーム形式。
今週は可もなく不可もなくといった感じの回だった。
唯一気になったといえば、トータルテンボスが年齢とともに年齢に見合った笑いにシフトしていったという発言。
EXITも今は面白いが、仮にこのまま売れたとして、歳を取っても今の渋谷系漫才は絶対できないと思う。そのギャップを生かす笑いにシフトしてくるかもしれないが。
しかし視聴者(消費者)は今のEXITの渋谷系なノリを見たいのであってEXITの今後なんて気にはしない。
それを考えるのはEXIT本人たちだ。
視聴者は芸人の「今」を見るが、芸人本人としては、食っていくために「今後」も考えなければならない。
1発当てて、そこから次につなげなければならない、大売れするまで終わらない品評会がずっと続く。今売れてても次はどうするか、そのプレッシャーとともに生きていかなければならないのが芸人であり、そこで折れる者、淘汰される者が一発屋芸人になってしまう。
芸人は、見た目以上に大変だろう。
EXITがこのまま売れるのか、売れてからどう工夫するのかを見守りたい。
それにしても先週に引き続き今週も向上委員会にしては面白くなかった。
場面場面で抽出すれば面白い箇所もあるが、全体では面白くない。
もはや既存の固定メンバーが場を荒らそうとせず落ち着いてきてしまっている印象だ。
「昔は〜だった」という言い方は嫌いだがそれでも、昔はもっと椅子から立ち上がり、毎週芸人が変な汗をかいてでも笑いを取ろうとしていたと思う。
それが今や、初登場の若手(今回でいえばEXIT)や、ゲストで出てくるザブングル加藤、来週出る予定のザコシショウなどに頼り、自分たちからは何もせずただ座って、端から適当なことを言って一応存在感は出すといったことしかしてないように思う。
同じやつが毎回暴れるのは不可能なのはわかるが、それにしても先週のただの自己紹介回からの今週の探り探りの不完全燃焼回の流れにはがっかり。
来週はザコシショウが暴れてくれると思うので、開いた口が閉まらないくらいの向上委員会を見せて欲しいと思う。
来週を楽しみにする