芸人好きのブログ

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宮迫の抜けた穴。さんまのお笑い向上委員会2019/8/3

今回はリーダーが宮迫回だったが、まさに宮迫が解雇処分を受けた日の収録。

 

さんまが開口一番、闇営業について面白いことを言えばいいと言った。素晴らしい。誰かが死んだわけじゃない、宮迫が解雇になっただけ、宮迫は芸人としては殺されてしまったのかもしれない、それでも笑いを取りに行こう。そういう姿勢がさんまのはじめの発言から見えて良かった。

もちろん笑いにできない、してはいけないこともあり、特に相方の蛍原に対して、後輩芸人ならなおさらどう接すればいいかわからないが、そこのいい意味での気遣いもできていたと思う。

 

そして、今回はリーダーの宮迫がいない穴をレギュラーメンバーのホリケンが埋めようとしていた。ホリケンのいつもの不思議な感じでどんずべりする時や、頑張りすぎてそこまでしなくていいとさんまに言われてもいた。芸人なんてクズでいいし、頑張らなくてもいいとも思うが、それでも吉本じゃないホリケンが向上委員会や蛍原のためにアグレッシブになっていたのは胸が熱くなった。

ホリケン自体は結構すべってたし、芸人が誰かのためにとかクソ喰らえといつもなら思うはずなのに、今日は感動した。それだけ視聴者として私が向上委員会に思い入れしてしまっている。ホリケン、土田を始め芸人がいつもの何割増しかで前のめりだった。それが嬉しかった。

 

宮迫はここ最近はリーダー席で座っていただけだったが、その宮迫が抜け、リーダーがいなくて今回はどこかしっくりこない回だった。

それだけ何もしない宮迫ありきで成り立ってしまっていたのだと思う。

その宮迫が抜けたことで、違和感をなくそうとホリケン等のレギュラーメンバーがいつもより前のめりで穴埋めをしようとする。レギュラーメンバーは毎回出演することが強制されるので、汗をかいてでも笑いを取ろうという気はなかなか起こしづらいだろうが、宮迫が抜けたというイレギュラーによってその気が起こったのだと思う。それはいいことで、宮迫が抜けたことをむしろ前向きに捉えるべきだ。

何もしなかったひな壇の1番上の芸人が抜け、レギュラー陣も何かしなければという危機感を覚え、他の芸人も活性化される。最初は違和感があるかもしれないが、すぐにまた新体制として腑に落ちるだろう。

 

正直、マンネリで向上委員会は終わりの道を行っていると思う。宮迫の離脱をターニングポイントにしなければならないと思う。

そして吉本にかなり問題が押し寄せている今だからこそ、今しかできない笑いがあると思う。闇営業絡みでも、吉本絡みでも、蛍原絡みでも。それらをいかに笑いに昇華できるか。そんな笑いを来週は見せて欲しい。