芸人好きのブログ

芸人を中心にテレビ番組などの記事を書いていきます。

空気を読んでなお前へ。さんまのお笑い向上委員会2019/7/20

芸人は空気を読める。だからここは自分が出る幕じゃないと判断し、ひっそりとひな壇で座ってる。

そうじゃなく、それでも前へ出て、空気を壊して、笑いをとって納得させる。その人の性格や人間性も関係してくるので、全員が全員できることではないとも思うが、そういう芸人が多く居てほしい。

 

ナダルも部類的には若手だが、前に出てムーブメントを起こした。フジモンはひな壇後方から「ガヤ」のみで主役になる。笑いの実力があってもそれを内包的なままで表現しなければ、見ている側からすれば面白くないやつと同じだ。

 

ナダルフジモンも、新しいモニター横芸人も面白かった。このメンバーはレギュラーではないし、モニター横も今回が初だ。今までもレギュラーではない永野やザブ加藤に支えられてきた。やはり芸人は安定ではなく、その日一回の伝説を作るか死ぬかという捨て身の姿勢でなければ面白くない。そういう点では、毎回出ることを強いられる向上委員会のレギュラー陣にはそこまでの期待は酷かもしれない。それでも今田は面白いが。

 

 

吉本闇営業問題で上沼恵美子が、宮迫、亮を復帰させようとしていることに違和感を感じていた。

芸能界は椅子取りゲームで、椅子はなかなか空かない。宮迫、亮の席が空いたのに芸人たちはその椅子を奪い合おうとせず、宮迫、亮のために空けっぱなしにしている。そんな姿勢の芸人が面白いのかと。

その通りだ。宮迫らに恩義はあるだろうがそれでも下の芸人は椅子を奪い合わなければならないはず。椅子を奪おうともしない温厚な芸人が面白いのか。

 

とろサーモン久保田も含め、吉本芸人が一斉に吉本社長を責めている。芸人がSNS等でそのような発言をすれば、芸を見る目も変わり、笑えなくなるリスクもあるのに。私は芸人に対して一目置いているので、芸人は自分自身を俯瞰視できると思っている。だから芸人も、そんな発言をすれば自分の芸が笑ってもらえなくなるリスクもわかっているはずだ。それでも一斉に吉本社長を叩き出した。野性爆弾くっきーのような、そんな発言しないと思われていた芸人でさえ、吉本社長への皮肉を込めた発言をしている。違和感を通り越して気持ち悪かった。吉本全体を巻き込んだコントなのか、派閥争いなのか、誰かから手引きされているのかとさえ思う今回の吉本闇営業問題。

芸人なら吉本を叩く前に、宮迫、亮の席を奪い合うべきではないのか。

上沼恵美子に気付かされた芸人としての姿、姿勢。

 

アグレッシブに、空気を読んでなお前へ。