さんまは衰えているのか。さんまのお笑い向上委員会2019/3/23
さんまの記事を読んだ。
自分で話を落とせなくなっている、話の8割が恋愛話だ、歳も歳だしもうキツイ、という内容だった。
どんな人間にも衰えが来るのはわかるし、書いている内容は私も実は薄々感じていた。
普通の芸人ならスベっているところ、さんまは周りの芸人によって昇華されていることがある。向上委員会では特に今田、雨上がりやホリケン、中川家がその役割を担っていると思う。
向上委員会という戦場はさんまがいるからこそ成り立っていると思う。絶対のお笑い王者、その目の前で笑いの戦いをすることが、お笑い芸人を奮い立たせ、プレッシャーを与える。そこから生み出される笑いは極上になる。
たしかにスピーディに話を展開するさんまスタイルは今後、もっと歳が上がるにつれてキツくなるのかもしれない。話にスピード感はだせても、さんまの生み出す笑いの適正年齢をさんまが過ぎてしまい、今まで笑いになっていたものが、笑えなくなるかもしれない。
今回の向上委員会も、しゅんPに絡んだ恋愛話だった。主軸のさんまにより、スピード感があり、ひな壇がそのスピードで笑いを展開する。今週も面白い。
途中オテンキのりの「本当に」に対し、「今は違う空気だから察しろ」という発言をした。オテンキのりが困った顔をするまでがワンセットの笑いであり、しっかり笑いをとったが、一歩引いて客観的に見れば、さんまの気分でオテンキのりの「本当に」を発動していいかどうかが決まるという、すごく老害な発言である。そもそもオテンキのりの「本当に」はさんまが発動すること前提なのでしょうがないことではあるが、、、
もしかしたら今後、さんまの高齢化で、今のような質の向上委員会は見れなくなってしまうのかもしれない。
向上委員会は笑いの絶対王者さんまがいて成り立つ、しかしそのさんまが高齢化してきており、さんまの「笑い」と「歳」がずれ始めている。
さんまという絶対的地位とスピーディな笑いがお笑い向上委員会を生み出しているが、それは今しか見れない、今後二度と見ることができない極上の時間なのかもしれない。
今後、別のさらに面白い笑いが誕生するのだとしても、この大好きな「さんまのお笑い向上委員会」は今しか見ることができない。
だから見逃したくない。
刮目してみる。
来週も楽しみだなぁ
野爆くっきー、ザコシの暴れ、これこそ戦場。さんまのお笑い向上委員会委員会2019/3/15
今回はモノマネ三銃士がゲストで登場。
各々自身の持つ癖モノマネを披露。
その中でもくっきーは一応リーダーとして喋りで回していく。
くっきーは変なことしがちだが、普通に面白い、笑いの間、タイミングを察せられる、ベースがある。そこに野爆くっきーという癖が上乗せされているのだからなお面白くて魅力的だ。
そしてザコシはさんまの要求に全て答え(全く違う回答もあったが笑わせたのでオールオッケー)向上委員会でもここ最近稀に見る場の荒れた展開になっていた。
これこそ向上委員会。次から次へと芸人が生き急いで笑いを取りに来る戦場。今回はモノマネ三銃士のおかげで向上委員会らしさが出た。
思えばいつの間にか向上委員会も落ち着いてきていたのかもしれない。
以前であればザブ加藤であったり永野が暴れて向上委員会の戦場を駆け抜けていた。ただ暴れるだけでなく普通に面白く、そして向上委員会にはまったネタを次々と出し、それに感化された他の芸人も戦場で群雄割拠していた。
しかし今は永野も出なくなり、ザブ加藤もたまにしか出ない。毎週芸人が大暴れする番組ではなくなった。
若手を起用しているがそこまで笑いに深みも出ない。
かつてのように向上委員会が芸人にとっての「戦場」だった頃に戻ってほしい、毎週、視聴者も気を張って一つの笑いも見逃したくない、あっという間の30分だったあの頃に戻ってほしい。
今週はモノマネ三銃士のおかげでかつての戦場を見られた気がした。
今後もまた芸人の戦場を見たいと思った。
来週も楽しみだなぁ
日常トークなのに面白い。さんまのお笑い向上委員会2019/3/9
今回はたんぽぽ白鳥とチェリー吉武の夫婦話から。
チェリー吉武の必死さがはまりかなり面白い笑
白鳥もさすがめちゃイケメンバーだっただけあり話の成立力がある。
その後はニッチェ近藤としゅんPのやりとり。
いずれも恋愛話であり、女性にありがちな話だが、無茶苦茶面白い。
芸人は尖り、自分だけで笑いを取る、他の笑いは許さないではなく、
他人の話、他人の笑いに自分の笑いを織り交ぜ倍増させるスタイルなので、なんてことない話がすごく面白い。
面白い人が揃った集団のなんてことない話は、凡人から見ればお笑いになるんだと思いました。
尖った向上委員会もいいが、こういった全員がまとまった向上委員会も悪くない。面白ければであるが笑
ニッチェ近藤としゅんPのやりとり中、土田の「そっちの宅ジョニ男が回してたの?」が面白かった。
恋愛トークを主観視せず、別視点からの疑問を投げかけ、面白みを教えてくれる発言。つっちーは発言すればいつも笑いで落としてしまう。信頼感がある。
芸人はトークに集中しているようでしていないのだと思いました。
誰かがトークをする時、トークに集中するのではなく笑いに集中する。ワタリ119も言っていた、「お笑い考えてます」
一般人の中に混じれば少し変わった人という部類になるのかもしれませんが、僕はかっこいいなと思いました。
来週のゲストはモノマネ三銃士の
ザコシ、くっきー、ガリットチュウ
豪華だ。
来週も楽しみだなぁ。
攻め続けろミキ昴生!さんまのお笑い向上委員会2019/3/2
今回、向上委員会の戦場に芸歴2年の小坂ナオミがいた。
芸歴2年ということで戦場では厳しいと思ったが、周りの先輩が彼女を向上させようとしていたのが感動した。
ずん、フジモンは芸人思いであり後輩からすれば戦場において背中を預けられる先輩である。
そして土田も小坂ナオミに声をかけていた。
たとえテレビだろうと向上委員会では面白くないものは笑わない土田だが、芸歴2年の後輩を潰すのではなく、戦力と認めて向上させようとしていたのが感動した。
閉店シャッターではワタリ119が採用されたが、いつも通りネタはグダッていた。
今田回ならネタ前後で今田がワタリをいじり、ひと笑い起こさせるが、今回は雨上がり回なので今田不在である。
そこでワタリをいじったのがミキ昴生だ。
急にトップギアに入って突っ込む漫才と同じスタイルで、正直今回はワタリの天然返しに救われた感はある。
でもやり続けて欲しい。
ミキはまだ若手の部類だと思う。ミキのスタイルなら数打ってなんぼ。
今は感覚をつかめなくてもまだまだ向上して欲しい、先輩を圧倒して欲しい。
今田がいない回、お前がやらなきゃ誰がやる。
お前がやらなきゃずっと今田がやることになる。
レジェンド芸人から若手が役割を奪え!
席は自分で奪い取れ!
あとは大声に面白いニュアンスさえついてくれば、ミキ昴生なら化けれると思います。
お笑い芸人よ、チャレンジャーであれ
来週も楽しみだなぁ
笑いを捨てた手紙か、笑いのための手紙か。フォーリンハジメ。さんまのお笑い向上委員会2019/2/23
今回の向上委員会は不発弾が多かった。
ロッチコカドの下手な説明やさんま礼二の絡みも今ひとつ。
こういう時土田は絶対笑わない。死んだような顔をしている。土田が笑わないから、甘えられない。下手に出ようとすると殺される。それでも笑いをとらなければならないのが向上委員会。
土田のおかげで場が引き締まってると思います。
土田は向上委員会の笑いの物差しだ。
今回でフォーリンラブ回は終了。
最後にハジメからバービーへガチの手紙朗読が始まった。
周りの芸人もまさか笑いゼロの手紙とはおもわず、なんとか笑いを入れようとする。
真剣な手紙、静かな空間、そこでの大声等による「邪魔」が面白い。真面目からふざけへの緩急で笑ってしまう。
さすが向上委員会、感動なんていらない、必要なのは笑い。真剣な雰囲気をぶち壊すのではなく利用して笑いを取る。
ハジメはこれを狙っていたのかもしれない。かつて笑いに熱かった男、ブレイクできずもがいた男、釣りに逃げた男。でも笑いには真剣でありたい。
最初は向上委員会でマジな手紙を読むなんてハジメは本当に笑いを捨てたんだなと思いました。でも、手紙を読んでいる真剣な空間を作り出し、そこでボケるという流れを計算していたのかもしれません。
「向上委員会の芸人ならボケてくれる」そう信じてハジメはあえて真面目な手紙を読んだのかもしれません。自分が信じた笑いのために。
気持ちがどれだけ強くても、どれだけ努力をしても、もしかしたら才能があったとしても売れないかもしれない、テレビに出られないかもしれないのが芸人。
そんな芸人がうじゃうじゃいる中、第一線で活躍している芸人が必死で汗をかきながら笑いを取ろうとする番組がさんまのお笑い向上委員会。面白くないはずがない。
収録終わりのバービーからハジメへの手紙で感動したニッチェ近藤が泣きながら「ええコンビやん」と言いました。
面白くて笑ってしまいました。
「芸人のパンチは相手を笑わせる」
苦労、苦しさ、悔しさ、それさえも笑えてしまうのが芸人なのかもしれないです。笑い以外はいらない。かつてのハジメもこう思っていたのかもしれません。
なんか感動する回でした。
来週も楽しみだなぁ。
今田のガチ注意。どうしたあばれる君。さんまのお笑い向上委員会2019/2/16
今回はあばれる君、バッドナイス常田がラップでフォーリンラブハジメにふっかける展開。
しかしあばれる君の考えてきたラップをハジメが即興ラップでクオリティで上回ってしまう。
そこからあばれる君、常田の不思議な時間がしばらく流れてしまったわけだが、、、
僕はあばれる君が好きだった。面白いからだ。でも今日のあばれる君は面白くなかった、どうした?と思った。モニター横で育った常田にも面白いという信頼を置いていた、しかし今日は常田もダメ。
師弟共に戦場で戦死してしまった。
そしてハジメの即興ラップに対しあばれる君も即興ラップで返す流れになったが、携帯でカンニングしようとするあばれる君。
すかさず今田が突っ込みに行くが、しばく強さ、タイミングから、これはガチ注意だと感じました笑
即興でやることで何かを生み出す流れを読みきれなかったあばれる君への先輩今田からの愛のムチだと感じました。
あばれる君、なぜ今回はそんなにダメだったんだ。僕の目が肥えてしまったのか。もっと面白いはずだ。
俺たち視聴者を笑わせて欲しい、倒して欲しい。
だからまだ期待する。面白くなければ面白くねえと言う。
今日は面白くなかった。次は面白くあれ。
そしてあばれる君に注意した今田は素晴らしいです。戦場の流れを読む力を持ち、それでいて個で成立する力もある。
結婚を諦め全てを笑いに注ぐお笑いモンスター。
さんま、他の芸人が信頼するのもわかります。
普通なら笑いで解決する今田がガチで注意した意味、それは鍛え直せと言うことかもしれません。
それをあばれる君にはしっかりと受け止めてもらいたいです。
そして、
バービーの猫踏んじゃったゲームは最高でした。
最高。
これを期待して2週間待ってたのです。
ありがとうバービー。
来週も頼みます。
来週も楽しみだなぁ。
「面白い」のマンネリ。さんまのお笑い向上委員会2019/2/2
今回のさんまのお笑い向上委員会、面白かった、30分があっという間だった。
でも、1番印象に残ったのはどこだ?と自分に問いかけたところ、見当たらない。
これはつまらなかったわけではなく、平均が面白いのに、飛び抜けてここで爆笑したという場面がなかったためだ。
それほどまでにさんまのお笑い向上委員会という番組は毎回飛び抜けて爆笑してしまう場面があり、それでいてアベレージが面白い。
今回は、さんま定食、オテンキのりの「ホントに」もかなり面白かった、ハマっていた。
堤下の登場と、板倉の相方への芸人としての愛も感じられた。
それなのに、これだ!といった場面がないだけで人間はどこか物足りなくなってしまっている。
とんでもない生き物だ。番組としてはかなり面白かったのに。
飛び抜けているものにしか目がいかない、特に素人の僕らは。
これは賞レース等でのその日1番面白かったやつを決めるための目であり、
番組を成り立たせようと空気を読む者への目ではないと感じた。
しかし、向上委員会は芸人の戦場である。
今週は俺の回、俺が飛び抜けて笑いをかっさらった。
そういった戦士を期待してもいい番組だと思う。それだけ僕はこの番組に期待していて、愛している。
だから、「面白い番組」で終わってくれるな。とびっきりを期待させてくれ。ちょっとくらい間違えたっていい、戦場の戦士、今田、雨上がり、ホリケン、そしてさんまもいる。軌道修正してくれる。
それだけ僕はこの番組を愛している。
好きだ。
空気を読んで空気になるくらいなら戦場で爆死する。
そういった戦士を見たい。
今週は板倉が堤下のために戦った。
そういうのがもっと見たい。
来週はおそらくフォーリンラブ回。
陣内とバービーの猫踏んじゃったゲームの予告だけで爆笑してしまった。
大いに期待する。それだけこの番組はすごいと感じている、後に同じような番組は出ないであろうと思うくらい。
来週も楽しみだなぁ。